住宅ローンアドバイザーの石塚です。
日々、様々なお客様のお悩みをヒアリングしておりますが、
住宅・不動産業界に入った10年数前から今まで、変わらないものがあります。
それは、家づくりを考えるにあたっての正しい筋道(順番)が世間一般にはまるで認知されていないという事。
それもそのはず、誰も教えてくれないからです。
学校でも職場でも家庭でも、誰も教えません。
「おれの時はこうだった」「わたしの時はこうだった」
という話は耳にしたとしても、それはその人達の固有のパターンもあるので参考になりません。
建替えの現金一括払い、町の工務店で建てた50代夫婦の場合と、
土地から探し、フルで住宅ローンを組み大手住宅会社で建てた30代4人家族・・・とでは家づくりで歩んだ道のりが全く違います。
共通して言えることは、まず考えるべきは「資金調達の方法と金額の把握」から。
現金の方は手持ち金を確認するだけですが、
住宅ローン利用の場合は「いくらまで借りれるか」「いくらなら無理なく返せるか」を客観的に知る所からです。
*重要なのは借入MAX額でなく、日々の負担なく長期間返済出来るだろうという返済額を知る事*
参考ページ 住宅金融普及協会↓↓
https://www.sumai-info.com/simulation/hensaifutan.html
大きな買い物をするのに財布の中身(または口座の残高)を確認しない人はいません。
が、住宅に関しては金額が大きすぎるからなのか、そこに意識が向かない方がとても多いです。
凄くザックリなMAX額の計算方法は 年収の8倍が借入限度額 です。
*勤続1年以上、35年ローンが組める45歳以下、他にカーローン等の借り入れがない場合*
年収350万なら2800万以下なら机上計算上、概ねOK・・・ という事です。
もちろん実際はこれほどシンプルでなく、世帯年収や雇用形態、勤続年数や現在や過去の借り入れ状況等々、状況は十人十色なので個別にシミュレーションしていきます。
他の借り入れがあるからダメ、とか勤続が短いからダメ、非正規雇用だからダメ・・・かどうかは一概に言えません。
条件に合う金融機関を考えたり、現在の借り入れを一本化したり金額を減らす手段を考えたり・・・というのも我々の仕事です。
こういったシミュレーションをスルーして買える金額かどうか確認しないまま土地探しをしたり、
住宅住宅会社で間取りの打ち合わせを開始したり・・・
時間を使い労力を使った結果、住宅ローンの事前審査で「否決」。
理由は返済負担率超過(収入に対して借入額が大きすぎる現象)だったりします。
住宅会社によっては設計や建築は得意だがローンに関しては無知だったりします。
本来、住宅ローンはお客様自ら金融機関へ出向き、希望する借入額の相談を済ませてくるもの・・・という感覚の建築屋もたくさんあるからです。
我々の事業部では自分を含め、住宅ローンに習熟したスタッフが複数名おります。
新築にしようかな、中古でもいいのかな、そもそもいくら借りれんのかな??・・・等々、
持ち家を考え始めたらまず「買ってもいい金額」を知る所からがスタートです。
わかりやすく丁寧にお話させて頂きます。
是非お問合せ下さいm(__)m